Wako & Seiko Christmas Window
Wako & Seiko Christmas Window

セイコーとのコラボレーションによる銀座・和光のクリスマスウィンドウディスプレイ

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東京のアイコンとも言える銀座の和光。アール・デコ様式の本館の時計台はまさにそのシンボルと言えるでしょう。1932年の竣工以来、時計、宝飾品などの販売で親しまれ、1954年公開の映画『ゴジラ』でもおなじみの存在です。和光によるコミッションであるこのクリスマスウィンドウは、セイコーとのコラボレーションでもあります。東京の街にひしめく大型デジタル広告画面に反するように、伝統的でアナログな技法を使って物語に息を吹き込む試みとなりました。

制作にあたり現代的なテクノロジーを必要としないアニメーション技法に着目しながらリサーチを進め、19世紀以前に既に使われていた三つの技法に絞り込みました。円筒に連続写真のような絵とスリットを施し、回転させると動いているように見えるゾートロープ、同様の仕組みでさらに鏡を使ったプラキシノスコープ、そして見る角度によって見え方の変わる複数のパターンを重ね合わせたモアレ。

プロトタイプを制作し、今度はストーリーの組み立てに取り掛かりました。各技法にはそれぞれ技術的な制限があったのですが、それを逆手にとって工夫をしてみました。和光のシンボルである時計塔をインスピレーションに、クリスマスにふさわしい物語を構築。一つのストーリーでは、星型のキャラクターたちが時計の数字を作り、手渡ししながら文字盤へと届けていくとなっています。モアレの盤面には和光に向かう家族の姿や、時計塔の背後の流れ星などが描かれています。

アナログ技法によるシンプルな動きは驚きと共に、現代ではなかなかみられない次元をアニメーションに与えています。また、ガラス面に施されたトランスデューサを通して、時計塔の音を使った書き下ろしの曲が流れます。

みなさんを和光へといざなう、マジカルなクリスマスショッピングの演出となりました。